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心療内科、漢方内科、精神科、アレルギー科
心療内科漢方内科全人総合医療
日本ホリスティッククリニック
インターナショナルディビジョン
島根県松江市学園1丁目7-30

TEL: 0852-31-1301

クリニック案内

医院名
心療内科漢方内科全人総合医療 日本ホリスティッククリニックインターナショナルディビジョン
院長
星野 元
住所
〒690-0825
島根県松江市学園1丁目7-30
診療科目
心療内科、漢方内科、精神科、アレルギー科
診療科目の説明、特記事項など
  • 漢方・鍼灸行っております
  • アトピーにステロイドを使わない治療を行っております
電話番号
0852-31-1301

ブログ

松島嘉彦先生(元島根県精神保健福祉センター所長)の特別診療始まる。(2019/09/10)

 9月10日より、長年島根県の精神保健医学会を行政の立場からリードしていらっしゃった松島先生の特別診療は始まります。当面は、毎週火曜日に診察をされます。
 これまでも、複数の医師のカンファレンスによる診察の内容の充実を図ってきましたが、先生の診察が加わりより充実した医療体制となりました。
 症状が思わしくなく一人で悩まずに、当医院の戸を開けてください。スタッフ一同来院もお待ちしております。

充実した専門職の配置(2019/04/13)

 本院では、3名の医師による専門性を生かした治療を行い、高い成果を挙げています。
 さらに、精神保健福祉士・社会福祉士の2つの資格を持つ者が2名おり、心のケアやハローワーク・社会福祉協議会・社会保険事務所・市役所と連携を密に行い、時にはそれぞれの関係機関への同行支援も行ております。
 さらに、カウンセリングを専門とする国家資格が新たに出来、2名の第1期「公認心理師」が誕生しました。
 総合病院の精神科心療内科と同等の充実してスタッフが、患者の皆様を支え治療効果を挙げています。
 医師・公認心理師・精神保健福祉士・社会福祉士によるチーム医療によって、この4月から10名近い皆さんが、入学・就職・復職して社会復帰を果たされました。

うれしい門出が次々と(2019/04/13)

 新年度がスタートして、約2週間が経とうとしています。各学校職場での入学式入社式も終わり、新たな生活がスタートしています。

 本院の患者の皆様の中でも、たくさんの方が新たなスタートを切られ、うれしい報告が届いています。
 きめ細かな治療を受けながら

  • 国家試験を受けて合格したAさん
  • 現役で国公立大学に合格したBさん Cさん
  • 半年の休職後、職場復帰を果たしたDさん
  • 大学卒業後、正職につけなかったものの無事に就職できたEさん
  • 発病によって長期に離職したものの社会復帰を果たしたFさんGさん HさんIさん
 
 みなさん、指導医・専門医による的確な薬物療法と共に、カウンセリングを受けご自分でご自分の心を癒されました。また、EさんからHさんの4人は、本院の精神保健福祉士、社会福祉士がハローワークに同行支援を行ってきました。
 本院では、皆さんの社会復帰を目指して、医師・公認心理師・精神保健福祉士・社会福祉士が協力してそれぞれの役割を果たしながら応援いたします。

体内時計の調整と朝食(2018/11/05)

 前回、体内時計の調整のために4つの行動を書きました。

  1. 決まった時間に起きる
  2. 朝起きたら太陽の光を浴びる
  3. 朝食を摂る
  4. 眠る前にブルーライトなどの強い光を浴びない

 今回は、朝食を取り上げます。

 名古屋大学の研究チームが、「朝食を抜くと、肝臓での脂質代謝や体温に関する体内時計が乱れ、エネルギーの消費が減って太ること」を解明したと、最近の新聞に掲載されました。「朝食は体内時計にとって最も重要な食事。朝食を勧める科学的根拠が示せた」と研究チームのスタッフは話しています。

 食事を摂れば、体温が上昇します。朝起きて朝食を摂れば、その時から体温が上昇しますが、朝食を抜で昼食が初めての食事であれば、約4時間遅れて体温が上昇することになります。この反応が「体内時計をつかさどる一部の遺伝子が動く時間がずれる」ことにつながることが原因のようです。また、朝食を摂らなければ、体温の上昇時間が少ないので、内燃効率が悪くなり、内臓脂肪が増加し、その結果体重増加にもつながります。

 以上のことから、朝食を摂ることによって、体内時計をつかさどる遺伝子が正常に作動し、結果として体内時計の狂いがなくなり、さらに内臓脂質が正常に燃焼されて活動エネルギーとして使われ、肥満やメタボリック症候群、糖尿病を防ぐことになります。
 
起きたら、朝食を摂りましょう。ただし、菓子パンなどは朝食になりません。
エネルギーのもととなるご飯(できれば玄米)またはパン(できれば全粒粉)、そしてタンパク質(卵、ハム等)、野菜(ブロッコリー等)、果物、ナッツ類、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト等)のバランスのよい朝食で、体内時計のスイッチを入れましょう。

人も、自然の中の生き物(2018/10/29)

 当然のことですが、「人も自然の中の生き物」です。とかくこのことを忘れがちで、中には、人間は自然をコントロールできる、または自然とは関係なく生きれると考えている人もいます。
 
なぜ、このような書き出しをしたのでしょうか?
 
最近の新聞に、「体内時計の乱れ 改善の実態調査」というタイトルの記事がありました。要約すると、「生活が不規則になると体内時計が乱れやすくなり、日中に脳が十分に働かなくなり、さらに食事の時間がずれるとホルモンの分泌が乱れ、高血圧につながったり、認知症やがんと関連したりする」とのこと。
 
高まるリスクとしては、「睡眠障害」「高血圧、糖尿病、肥満」「うつ病」「集中力の低下。やる気が出ない」を指摘。
 
では、元に戻すには、「決まった時間に起きる」「朝起きたら太陽の光を浴びる」「朝食を食べる」「眠る前にブルーライトなど強い光を浴びない」とあります。
 
この元に戻す4つの取組は、当然のことです。これまでも、これらのことについては、別の観点から書いてきましたが、人はつい人工の照明の中で表面的に支障なく生活ができるため、「人は自然の中の生き物であり、日の出と共に活動を始め日の入りでその活動を終える」リズムを無視しがちです。
 
夜勤等の仕事ではなく、生活を見直せる方のために、これから数回にわたって、よりよい睡眠のためのリズムという観点で、上記の「元に戻すため」の取組について見ていきたと思います。

ニューヨーク州立大学病院内のある詩「ある病者の信条」(2018/10/22)

 統合失調症をお持ちの患者さんから、「私の願いは、もとの健康な状態になることです」と言われました。
 これに対して、返答する言葉に本当に窮しますが、「リカバリー」という言葉を紹介し、その言葉に対する私なり考え方を伝えました。

「うつ」は、ほぼ治ると言われていますが、「統合失調症」については、今の医学水準では、完治という状態ではなく寛解という表現がされるように、再発を予防しながら病気と上手につき合っていくこととなります。さらに、これまで再三取り上げてきました「リカバリー」をゴールにしてほしいと思います。リカバリーとは、うまくコントロールしながら社会的復帰をし、人々が暮らし、働き、学び、地域活動、社会に十分に参加することができるようになるプロセスとも言えます。

 「もとの健康な状態」をゴールにするのではなく、病気を通して、豊かな感性を身に付け、単線的な価値観にしばられるのではなく、複線的な価値観を構築して、健康な時以上に豊かな人生を送れるチャンスと考えてもらえればと思います。

 以上のように書きましたが、実は、その患者さんと会話したのち、週末を悶々として過ごしました。そんな時、約8年前に読んだ本にある詩を思い出しました。この詩の世界も「リカバリー」を現していると実感したからです。

 みなさんは、この詩をどのように受け止められますか。

         ある病者の信条

大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙虚さを学ぶようにと、弱さを授かった
より偉大なことができるようにと、健康を求めたのに
より良きことができるようにと、病弱を与えられた
幸せになろうとして、富を求めたのに
賢明であるようにと、貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして、成功を求めたのに
得意にならないようにと、失敗を授かった
人生を楽しもうと、たくさんのものを求めたのに
むしろ人生を味わうようにと、シンプルな生活を与えられた
求めたものは何一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられていた
私はあらゆる人の中で、もっとも豊かに祝福されていたのだ

(ニューヨーク州立大学病院医療センター内ラスク研究所ロビーのレリーフより)
神渡良平著「中村天風『幸せを呼び込む』思考」講談社から引用

過去48篇のブログ(2018/10/15)

  2016年1月からブログを始めて、48篇を掲載してきました。途中、半年近くブログを書いていない時がありますが、時間の余裕があれば過去のものもお読みください。当院の考え方を、いろいろな角度から書いております。

 一貫して、皆さんにお伝えしたいことは、「人間には、限界がない」ということです。
 「諦めなければ、必ず新たな一日が始まる」
 「どんなに暗くて長い夜であっても、朝の来ない夜はない」
 ということを信じて、過ごしましょう。

 では、具体的にどうすればよいのか。

 例えば、朝起きてちょっと行動を変えるだけで、これまでと違う一日なります。朝顔を洗った時に、鏡の自分を見ながらニッコリ笑って「おはよう」と言ってみます。これだけでも違ってきます。
 
 行動を変えれば、気持ちが変わる。気持ちが変われば、考えが変わる。考えが変われば、行動が変わる。行動が変われば、気持ち変わる。という循環を作りましょう。

患者様からのうれしい手紙(2018/10/13)

現在、通院されて2年になられる患者様から、うれしい手紙をいただきましたので、紹介します。

この方は、中学生の時から様々な症状を持ちで悩んでおられたそうです。そして、成人になれら、体の病気が気になり他の医療機関で診察を受け「異常なし」とのことで、メンタル面を心配されて当院にいらっしゃいました。

現在の状況は、「薬の量や処方の希望にも応じてくださり、自分の意志で薬の調整もできる現在は、とても気持ちに余裕があります。今でも悩みはありますが、“人生いろんな時期があるからゆっくりいこう”といった気持ちでいます。これからも、自然治癒力強化のために心身の健康について勉強しながら生活を送りたいと思います。」(カギかっこ内は、そのままを引用しています。)一部分を紹介していますが、うれしい手紙にスタッフ一同元気づけられました。

これまでもたびたび書いてきましたが、長期の治療継続の中から、「リカバリー」という段階になっていらっしゃると感じました。また、当院の全人統合医療という考え方に共鳴し、実践していらっしゃいます。

精神科、心療内科は、敷居が少し高いかもれません。でも、早期に治療を始めることがとても重要です。早期に治療を受ければ、治療期間が短くなります。特に原因が見当たらないのに、これまで難なく出来ていたことが大義になったり、やる気が出なくなったり、職場や学校に足が向かなくなったり、急に涙が出たりということがあれば、当院でもなくても、お近くの病院で受診されることをお勧めします。

なお、当院では、便利なネット予約がありますので、「病院なび」から当院を選んでください。

この考え方をさらに進めて、(2018/10/09)

 これまで、リカバリーという考え方について、再三触れてきました。障害と向き合うことよって、豊かな見方・考え方に到達することです。他の医療活動と違い、精神障害・発達障害が治療によって障害がなくなり元の状態、または健常者と同じになるという考え方ではなく、治療を通して新たな自分に気づくことと言えます。
 さらにこの考え方を進めると、障害という捉え方はマイノリティに対する見方であり、決して障害を持つ皆さんの立場になった見方ではないことに気づきます。
 当クリニックでは、障害という見方ではなく、皆さん一人ひとりが持つ個性という考え方をすべきだと思います。さらに言えば、その人が持つ文化という見方になればと思います。このような見方・考え方は、近いうちに当たり前の世の中になってくると思います。そうなれば、きっと、もっと生きやすくなると思います。治療の方向性も変わってきます。
 以上の考え方を基盤としながら、今を生きる皆さんが、少しでも生きやすくなるために、全人統合医療というアプローチで治療活動を行っていきたと考えています。

9月24日 NHK特集「東洋医学」から思う事(2018/09/29)

9月24日 NHK特集「東洋医学」から思う事

 特集の内容については、前回において概略を記しております。再放送の予定は今のところありませんが、興味のおありの方は、アーカイブスをご利用ください。
 さて、今回の特集から思ったことは、西洋医学の限界と検証できない事実は否定する考え方についてです。科学的証拠に基づく医療を基本とするのが西洋医学ですが、証明できないことは、「気休めに過ぎない」「科学的ではない」と切り捨ててきた歴史を振り返り、西洋医学以外の長い歴史をもつ施術に対する謙虚さが必要だと思います。
 つまり、長年培ってきた伝統的な治療方法に対して、そのメカニズムを証明する科学的な技術がないだけで、科学的な根拠鵜がないという理由で否定してはいけないということです。
今回の東洋医学に対する見直しによって、数千年前の先人が見出してできた治療事実の積み上げの偉大さが証明され、「やっと西洋医学・科学が、東洋医学が持つ事実に追いついてきた」のです。この東洋医学に対する見方の変更は一過性のものではなく、WHOが作成するICD(国際疾病分類)にも取り上げられ、西洋医学偏重から転換が世界的な動きとなります。
今でも、保険適用の鍼灸マッサージの「同意書」を書くことに抵抗を示される医師が多い現状ですが、鍼灸マッサージが持つ治療効果に対する見方が変わることを願っています。

9月24日 NHK特集「東洋医学」放映(2018/09/25)

9月24日 NHK特集「東洋医学」放映

 異例の2時間30分にわたる特集が放送されました。鍼・灸・漢方薬・ヨガの4つについて、世界及び日本における研究・実践の様子が取り上げられました。
 その研究成果から言えることは、「日本では、ほとんどの医師から相手にされてこなかった東洋医学」でしたが、「西洋医学が、やっと東洋医学に追いついてきた」「東洋医学の中の真実に向き合い始めた」ということです。
 例えば、最近の西洋医学の研究から、痛みがある場所から離れたところにその原因のポイントがあることが明らかにされました。実は、その明らかになったことは、東洋医学の経絡という考えであり、そのポイントはつぼであったのです。
 当院では、30年前から、自然治癒力活性全人統合医療に取組み、東洋医学を高く評価し推奨してきました。その考え方や取組みが正しかったことが、今回の特集でたくさんの皆さんに伝わったと思います。
 当院では、漢方薬を代替医療として積極的に処方しています。当院の医師は、漢方薬の専門医の資格を持ち、30年以上の経験があり、さらに上海中医薬大学に学んでいます。証が診れる数少ない中医です。また、鍼による慢性疾患の代替治療を推奨し、ヨガについても講座を開いています。

東洋医学(2018/08/17)

 当院では、30年前から、漢方薬・鍼治療など東洋医学を高く評価して積極的に推奨し、代替え医療として活用してきました。
 現在では、漢方薬は周知され、ドラッグストアでも簡単に手に入るようになりました。
また、漢方薬は食べ物と同じで、副作用がないという間違った認識が、その広がりに拍車をかけたように思います。
 しかし、漢方薬は、見立てをきちんと行い一人一人合わせて処方をしないと効果がない上に、副作用もあります。つまり、漢方薬をきちんと扱える医師に処方してもらうことが大切です。見立ての力は、研鑽と経験によって培われます。
 WHO(世界保健機関)によって国際統一される「ICD(国際疾病分類)」で、漢方薬や鍼灸など日本や中国の伝統医療が認定されることになっています。
 世界的にその治療効果が認められた漢方薬、その効果と副作用を考えるなら、素人判断ではなく、信頼のおける医師の見立てが重要です。

リカバリー 2(2018/08/09)

昨年12月26日のブログで、リカバリーについて書きました。
 「リカバリーとは、精神障害を持つ者が、たとえ症状や障害が続いたとしても人生の新しい意味や目的を見出し、充実した人生を生きていくプロセスのことである。」

 抽象的で分かりにくいと思い、改めて以下の文を書くことにします。
 旧聞になりますが、ピョンチャンオリンピックで、スピードスケートの小平選手が金メダルを取りました。小平選手は、当初金メダルを取るために練習を重ねてきたと思いますが。練習をする中で「スケートリンクと向き合っていきたい。」「メダルが取れなくても、自分の納得のいく滑りがしたい」と考えました。
 オリンピックでメダルに届かなくても、国民の期待を裏切ったとマスコミでたたかれても、スケートを極めたいと再び立ち上がると思います。これが、リカバリーだと思います。
 オリンピックで金メダルを手にしたけど、メダルを取ることが人生の最大目標だったために、その後の道を踏み外す人います。
 メダルを取るために練習をする中で、自分を見つめ、新たな発見をし、そして自分の感性や価値観、人生観を高めていく、そんな取組みがリカバリーにつながる姿だと思います。
 現在、精神疾患を持ちの皆さんがたくさんいらっしゃいます。その病気の治すことを単なる目標にするのではなく、悩み、苦しみ、打ち勝とうとする中で、深く自分の生き方を振り返り、病気になる前よりも人生観や価値観が豊かになる、そんな生き方が「リカバリー」だと思います。

睡眠に関するミニ講座始まる(2018/08/07)

 8月4日から、睡眠に関するミニ講座を始めました。同じ内容を8月6日以降9日まで10時、11時に待合室で、5分程度お話しします。
 お話しするのは、大学院で睡眠について研究していた本院の研修スタッフです。
 来院されるかなりの皆さんは、睡眠に関するお悩みをお持ちです。寝つきが悪い、中途覚醒がある。早朝覚醒があるなど、状態は様々ですが、深刻です。睡眠導入剤という方法もありますが、全人統合医療を推進しております当クリニックでは、自分の取組みよる症状の改善を優先しています。
 ミニ講座の中で、心地よい睡眠へと誘うための「自律訓練法」も紹介しています。
 待ち時間を利用して、ぜひ、少しの間耳を傾けてください。きっと、たくさんのヒントを得ることができます。
 また、8月の下旬からは、内容をステップアップさせた第2部睡眠ミニ講座を行う予定です。

星野式正食療法(2017/12/30)

 現在、食事・食べ物について取り上げた書籍、雑誌がたくさん出ています。12月5日のブログでも触れましたが、そのほとんどのことは、10年前から本院、佐々木・星野の2人の医師が提唱してきたことです。提唱してきたことが正しかったとも言えますが、時代を先取りした考えであったことには、間違いありません。

 再度、星野式正食療法の中で触れている、食べ物について概略を記します。

  1. 砂糖は摂らない:無理であれば、せめて白砂糖など精製糖はやめましょう。
  2. インスタント食品、炭酸飲料を摂らない。
    保存料に問題があります。リン酸塩、ソルビン酸ナトリウム等が骨をもろくしたり、癌を発症しやすくします。炭酸飲料にはさらにたくさんの砂糖も入っています。
    ※平均寿命日本最下位の青森県では、たくさんのカップ麺の販売実績があります。
  3. ハム・ソーセージ・肉・牛乳、特にハンバーガー・から揚げ・ミルクシェイクは摂らない。
    ハム・ソーセージには、リン酸塩が必ずと言っていいほど使われています。
  4. 悪い油を摂らない。
    コーン油、ベニバナ油、マヨネーズ、マーガリン等は控える。
    ポテトチップス、ラーメン、ドレッシング等は摂らない。
    ※単体でも販売され、ほとんどのお菓子に使われているマーガリン・ショートニングは、アメリカでは使用禁止になるようです。今でも、マーガリンは体によいと信じている日本ですが、10年後には、マーガリンやショートニングは使用禁止になると思います。子どもさんの健康を考えて、今から成分表示をよく見て、買うようにしたいものです。

 食生活を治したい方は、当院星野にご相談ください。
 最後になりましたが、年末年始で食生活が乱れると思いますが、1日30分以上の速足程度の散歩で健康の維持を図りましょう。ただし、寒い時期ですので、起きてすぐの早朝の散歩は控えましょう。血圧サージを引き起こす可能性があります。

リカバリー(2017/12/26)

 精神保健福祉の分野で、「リカバリー」という考え方があります。この考え方は、1980年代後半のアメリカの精神保健領域で用いられるようになりました。この考え方は、アンソニーという方の言葉で表わすことができます。

 「リカバリーとは、精神障害を持つ者が、たとえ症状や障害が続いたとしても人生の新しい意味や目的を見出し、充実した人生を生きていくプロセスのことである。」

 人は病気になった時、「病気が治るということは、元の状態になること」と考えがちですが、元の状態にならなかった時には、そのことを受け入れるのに葛藤があります。元の○○パーセントの体と考えたり、元の状態と比べて足りない・出来ないと考えたりしがちです。
 このリカバリーという考え方は、以前の自分と比べるのではなく、今の自分の状態を受け入れ、その中で自分が出来ることや生きる意味を見出し、その中で出来ることを実行し出来たことに充実感を得る生き方と言えます。
 前の自分と比べるのではなく、「病気を通して、新たな自分が生まれた」と考えることです。精神疾患は、長期の治療が必要になる場合があります。このリカバリーの考え方を受け入れることで、前向きな人生を送ることができます。そうして暮らしているうちに、病気が知らず知らずのうち改善していくことになると思います。

 リカバリーという考え方は、健常者にも生かしていきたい考え方です。仕事の面や心身にハンディを負ったけれど、そのことがあったからこそ、健常者のままでは気づけなかったことにも気づけ、結果として豊かな気持ちで人生を過ごすことができるというヒントがあると思います。
 皆さん、自分なりに「リカバリー」の意味づけをしてみませんか。

100歳以上が日本一多い島根県の秘密(2017/12/05)

 今週の週刊新潮の特集が、表題の内容でした。島根県人として、興味津々で読みましたが、やや期待外れでした。
 一般的な知識として定着している「体を動かす」「人とのコミュニケーションを欠かさない」「好き嫌いなく何でも食べる」という内容に集約できるのではないでしょうか。シジミやイノシシの事も取り上げてありましたが、取り立てて敢えてシジミやイノシシ肉を食べるというより、その土地の物を食べるという考えに集約できると思います。

 期待外れでしたが、その記事の中の「エゴマ油」に注目しました。エゴマ油はオメガ3脂肪酸が豊富で、中性脂肪やコレステロール値を下げ、血流をスムーズにして動脈硬化やアルツハイマーの予防に効果があるとされています。
 当院の星野医師は、10年前から、「星野式正食療法」の中で、「エゴマ油」を積極的に摂取するように提唱してきました。マスコミが注目したり大学の先生が世に問いかける前からです。全人統合医療は、医療と共に食生活や生活習慣を正すことによって、薬に頼らずに病気を治す取組みです。興味のある方は、ぜひ、一度ご来院ください。

 最後に、特集の中で、特筆すべきと思う部分がありました。それは、「そもそも土に触れるという行為自体が精神に好影響を与えてくれるのです。」という部分です。気持ちが沈んだりした時には、土いじりをぜひお奨めします。手軽に出来る実践効果が大きい取組みの一つです。

漢方薬について(2017/11/14)

 旧聞になりますが、週刊新潮が2週間にわたって漢方薬について特集を組みました。その要旨は、「漢方薬についての知見が浅い医師によって、マニュアルにしたがって処方が行われている実態があること」「漢方薬には、重大な副作用がある場合があること」等が記されていました。その真偽について私見を述べませんが、漢方薬の安易な処方についての警鐘になったのではないかと思います。

 昔から、「餅は餅屋」という言葉があります。漢方薬も、民間療法的な感覚から安易な服用があったかもしれません。しかし、漢方薬の処方は、本来は難しいものです。見立てが大事です。そのためには、漢方薬の専門医での受診が大切です。

鍼・マッサージご利用の皆様の声(2017/11/07)

 5月中旬から、受診の折に、待ち時間を利用して鍼・マッサージのサービスが受けられるよう便宜を図ってきました。
 これまでに、のべ約800名の方が、自由・健康保険を使った鍼・マッサージの施術を受けてこられました。そして、その効果に対する感謝の声が、施術師に寄せられています。

  • 長年、ひどい肩こりに悩まされてきたAさん(40歳代半ば)
    診察の待ち時間や、ご自身の自由な時間を利用して週に1~2回のペースで、3ヶ月施術を受けてこられました。肩こりの軽減はもちろんのことですが、血液の循環もよくなり、スリムになってきたと喜んでおられます。

  • 慢性的な肩こりで、施術を受けてこられたBさん(60歳代半ば)
    5ヶ月間、週に2回必ず施術を受けてこられました。肩こりの症状の軽減はもちろんのことですが、内科の先生から「骨粗しょう症が大きく改善しています」と言われたとのご報告をいただきました。鍼のあとサービスでマッサージを行っていますが、この鍼とマッサージによって血液の循環がよくなったことが原因ではと、おっしゃっていただきました。

  • 放射線治療を受けていらっしゃるCさん(70歳代半ば)
    放射線治療の副作用で、足首を中心に腫れていました。9月初めに、ためしに鍼・マッサージを受けられたら、翌日から腫れが引き始め、それを契機に週3回のペースで施術を受けておられます。「くるぶしの骨が見えないくらい腫れていたが、今でははっきり見えるようになりました。」とおっしゃっています。やはり、つぼの刺激と血液の循環がよくなった効果だと思われます。

 鍼によるつぼへの治療と、その後のマッサージの効果によって、慢性箇所の改善と同時に、血液の循環がよくなることによる副次的な改善も見込めるようです。
 医師の同意書があれば、1回20分、130円~390円で施術が受けられます。
 肩こり、腰痛、神経痛などの慢性疾患でお悩みの方は、当院のドクターにご相談ください。

当院推奨の東洋医学について(2017/10/31)

 当院では、東洋医学も推奨しています。当院のドクターは、日本東洋医学会漢方専門医です。30年以上のキャリアを持ち、県内有数の東洋医学・漢方医学に造詣が深い漢方医です。漢方薬を代替医療として、減薬にも取り組んでいます。薬に頼らない方向で精神疾患を治したい方を応援しています。

 また、鍼・マッサージの治療効果にも注目しています。
 うつの三大初期症状は、「肩こり」「イライラ」「不眠」です。それぞれの症状に対応した処方はできますが、薬に頼らずに、初期症状から抜けだす方法として、鍼・マッサージの効果に注目しています。肩こりが慢性化している方を治療したことによって、肩が楽になり、気持ちが落ち着いて、ぐっすり眠ることが出来、知らないうちに初期症状から脱出できたという人もいます。

 当院では、曜日によって、診察の待ち時間を利用して、鍼・マッサージによる慢性疾患に対する施術が受けられる便宜を図っていますので、診察時に、先生にご相談ください。

逆をすれば、病気が防げる(2017/07/04)

 「うつ病」の3大初期症状は、「肩こり」「不眠」「イライラ」です。その症状を引き起こした様々な要因によって、「うつ病」になります。

 ところで、「認知症に罹っているか」または「認知症の予兆」を簡単に見分ける方法がありますが、ご存じですか。
 それは、歩き方です。認知症の方、または可能性がある方は、周囲の情報を収集して分析する能力が劣っているため、速くまっすぐ歩くことができません。ですから、歩き方で分かるそうです。そこで、認知症を防ぐ方法は、普段から速く歩くことです。つまり、現われる症状の逆の行動・対処をすることで防ぐことが出来るというわけです。

 この考え方を応用すると、とりあえず、「肩こり」「不眠」「イライラ」を取ることで、「うつ病」の発症を防ぐことができると言えます。その中で、すぐに出来ることは、「肩こり」です。簡単に取るためには、鍼・マッサージが効果的で、楽になります。肩こりが取れれば、体が軽くなった気持ちになり、イライラも取れ、気持ちよく床に就くこともできます。

 当院では、リラックスルームを利用して、施術師の方の出張「鍼・マッサージ」をしてもらっています。来院の折に、利用されませんか。

健康寿命は、歯と口で決まる(2017/06/26)

 5月22日のブログに「ストレスと歯磨き」というタイトルで、歯磨きの重要性を書きました。
 
 奇しくも、「サンデー毎日6月18日号」に「健康寿命は『歯と口』で決まる!」という記事が掲載されました。主な内容は、「誤嚥を防ぐ」「唾液力を高める」「歯周病予防」等が中心で、まとめとして「歯と口の健康を守る8ヶ条」が記してあります。

  1. 笑顔で、たくさんおしゃべりする
  2. 食事中は姿勢を正す
  3. よく噛まないと飲み込めない物を食べる
  4. 空嚥下などで飲み込む練習(※筆者注 唾をごっくんと飲むことです)
  5. ストレス、薬の副作用に注意
  6. 鼻呼吸を意識しよう
  7. 1日1回5分以上の歯磨き
  8. 半年~1年に1回の歯科検査

 以上のことも、ぜひ実践してください。たかが歯磨き、されど歯磨きです。日々の実践が、あなたの健康を守っていきます。

ストレスと運動(2017/06/02)

 NHK出版「キラーストレス」の中で、ストレスへの対策が紹介されています。
 アメリカ心理学会推奨のものです。

  1.  ストレスの原因を避ける
  2.  笑う
  3.  友人や家族のサポートを得る
  4.  運動
  5.  瞑想

 この中で、「ストレスの原因を避ける」は、かなり難しいことです。対人、対仕事がほとんどでしょうから、すぐに実行するのは難しいと思います。

 では、すぐに実行可能なものは、運動でしょう。「ストレス解消のための運動。当たり前じゃないか」と言われる方も多いと思います。でも、そのレベルでの運動実践ではなく、「ストレス反応の暴走を確実に抑える運動」と認識を新たにすると、実践力が確実に増すと思います。

 「ストレス反応の暴走を抑える運動」とは、具体的にどういうことでしょうか。
 ① 自律神経の興奮を抑える
 ② 脳の構造を変える

 ①は、ストレスを受けることで自律神経が刺激されて興奮状態になり、そしてストレス反応が暴走を始め、脳、心臓、肝臓などの臓器を傷つけ始めるので、運動をすることで、自律神経の興奮を抑え、そのサイクルを断ち切ることができます。
 ②は、運動をすることで、神経細胞の突起が少なくなり、過剰な情報が自律神経に伝わりにくくなり、自律神経の興奮が少なくなります。

 以上のことから、運動をすることによって、自律神経の興奮を抑え、さらに自律神経が興奮しにくい脳へと変化するのです。そして、健康維持につながる。簡単で、極めて効果が大きいのが運動と言えます。

 次回は、残りの4つについて触れていきます。

ストレスと生活習慣(2017/05/26)

 前回、歯磨きの重要性について書きました。歯磨きという行為は、基本的な生活習慣と呼ばれます。この基本的な生活習慣は、大きく心に影響しています。ストレスの予防にもつながるものです。このことに関して、あるエピソードがありますので、以下に記します。

 戦前のドイツ、ナチスによるユダヤ人の収容所での出来事です。ある時、数ヶ月後に連合軍によって収容所が解放されるといううわさが流れます。病弱な人も含め、だれもがその時を期待して、過酷な収容所での生活に耐えて頑張りました。
 ところが、数ヶ月後になっても解放されることはありません。人々は、期待から絶望に変わり、悲嘆して次々に亡くなっていったそうです。
 でも、そのような状況でも、生き続けた人たちがいます。心の持ちようを変えたのではなく、毎日すべきことを淡々とした人たちです。悲嘆の中でも、朝起きたら口をすすぎ、薄汚れた毛布を叩いてたたみ、髪をすくなど生活習慣を淡々と続けた人たちでした。

 このエピソードの中に、大きなヒントがあります。ストレスに負けそうだ、うつ気味だ、へとへとに疲れたなと思った時でも、とりあえず決まった時刻に起き上がり、顔を洗い、歯を磨き、男性はひげを剃り、女性は化粧をして髪をすく。そして、パジャマから、普段着に着替える。その後に、体調に併せて横になるか、活動するか。

 リタイヤした人の中で、来客もないし外出もしないので一日中パジャマで過ごしたり、ジャージで過ごしたりする人がいます。ぜひ、着替えてください。一日中来客がなくても、着物を身に付け薄化粧をして、きちんとしたたたずまいで過ごした高齢の女性の方がいます。もちろん、認知症などなく聡明な頭で過ごされました。

 行動が変われば、気持ちが変わる。気持ちが変われば、考え方が変わる。考え方が変われば、生き方が変わる。そして、生き方が変われば、行動がさらに変わり、そして気持ちが変わり、心が癒えていきます。

ストレスと歯磨き(2017/05/22)

 ブログの更新を中断していましたが、今月より再開します。この半年間に、ストレスに関する興味深い書籍が出版されています。これから、それらの本を取り上げて、ぜひ実践していただきたいことを紹介してまいります。

 今回は、歯磨きです。
 「ええっー。なんだそれ。」「薬やストレスへの対処の方法ではないのか?」と思われた方も多いと思います。
 それは、歯磨きは虫歯予防と考えているからです。ところが、今、虫歯菌とストレス、虫歯菌と病気の誘発の関係が明らかになってきました。「キラーストレス」(NHK出版書籍)から、該当箇所を引用します。

「ストレスが多いと免疫力が弱くなり、(口内で)出血しやすくなることが分かっています。もちろん体内に侵入した虫歯菌への免疫の攻撃も弱くなります。」「歯科の治療から脳出血を発症する患者さんを減らしていくことができると考えています。」

 今日から、虫歯予防の歯磨きから万病予防のための歯磨きへと考え方を変えましょう。
 では、具体的な実践について書きます。
 基本的な考え方は、「常に口の中を清潔に」です。

  1. 毎食後、歯磨きを行う。(職場にも、歯ブラシを置きましょう。出張の折には、背広の内ポケットに歯ブラシを)
  2. 1本の歯ブラシだけでなく、数種類の歯ブラシ(普通の歯ブラシと毛先の長いもの、小さなもの)を使い分ける。さらに、ゴム製の歯間楊枝、フロスなども使って、工夫する。
    ここで要注意。強い力で磨いて、歯茎を傷つけないようにする。また、口内が泡立っただけで磨いた気になるので、歯磨き粉を付け過ぎない。
  3. 食後だけでなく、間食後も歯磨きを行う。出来なければ、口をすすぐ。
  4. 口の中を乾燥させないように、こまめな水分補給を行う。水を含むイメージ。
    ※今、介護の現場で、1日1.5リットルなど具体的な数字をあげて、高齢者の方への水分補給を奨励することで、介護度の改善の効果が上がっています。体内への水分補給とともに、乾燥しやすい高齢者の口内での虫歯菌の繁殖を抑える効果もあると思います。
  5. 半年に1回、歯科で歯石を取ってもらう。

 これらのことを、今日からぜひ心がけていただきたいと思います。

体にいいもの 食べてはいけないもの パート2(2016/12/28)

 ある週刊誌に、食べないほうがいいものを取り上げていたことを、前回の投稿の中で触れました。その根拠となっているのは、その道の専門家の方のコメントです。

 さて、本院星野医師が、エゴマ油に15、6年前から着目し、そして今現在「えごま茶」を推奨していることを前回紹介しました。星野医師も、当院に勤務した時から食について提言してきました。また、本院の治療指針は、「ホリスティック医学」であり、「医食同源」という考え方が根本理念です。

 今回、星野医師が薦める食べ物と食べてはいけない物を紹介します。その根拠は、星野医師の長年の研究と、ロンドン大学教授ジェーン・プラント氏が書かれた「Eating for Better Health」に基づくものです。教授自身、乳がんに罹られ、また研究分野である鉱物資源に関する知見をもとに書かれたのが、その本です。残念ながら、翻訳された本がなく、原書しか手に入りません。

 「肥満を改善する」ために星野医師が推薦する食べ物は、「ニンニク」「たまねぎ」「うこん」「野菜」「ナッツ(塩分のないもの)」です。また、食生活としては、「朝食は必ず摂る」「昼食をメインにする」です。さらに、調理法としては、「揚げ物にせずに、焼くことを基本にする」ことです。

 食べてはいけない物は、精製食品(白砂糖、白米、白いパン)、「人工甘味料」「トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)」です。

 たいへん分かりやすい提示だと思います。「肥満を改善するための食物」としての星野医師の推薦ですが、皆さんには健康のための食物と置き換えてほしいと思います。マーガリン、ショートニングについては、アメリカの食品医療品局が、2018年までに使用を禁止することを発表しています。日本には、規制の動きはありません。市販されているお菓子類のほとんどに、マーガリン・ショートニングが使われています。全国的に有名なお菓子屋さんでも、焼き菓子等に使われています。理由は一つ、バターに比べてはるかに安いからです。消費者の健康は、二の次三の次で、利益優先だからです。
 賢い消費者になって、賢い患者になって、健康を守りたいものです。

 当院では、薬の疑問については、患者の皆さんの立場になって答えてまいります。また、漢方薬という西洋医学に替る治療を、専門の知見に基づいて処方しております。食養生についても、遠慮なくご相談ください。

体にいいもの 食べてはいけないもの パート1(2016/12/20)

 今回は、ストレスについてではなく、今話題のことについて触れたいと思います。

 週刊ポストでは、「高血圧」に関して連続して取り上げています。また、ある週刊誌では、食べないほうがいいものを取り上げていました。その内容を見ると、その道の専門家と言われる人たちのコメントを集めたものでした。内容的に、うなずけるものもあります。

 さて、本院星野医師は、エゴマ油がマスコミで有名になる前からその効果に着目して、来院される患者の皆様に薦めてきました。星野医師の先見性と研究心が、再評価される形になりました。今、エゴマ油が認知症によいとして啓蒙活動をしているある大学の研究者に、「オメガ3が体によくエゴマ油がよいこと」を、15、6年前にレクチャーしたのは、実は星野医師でした。

 星野医師は、今現在このように言っています。「エゴマ油は、確かにいいものです。しかし、摂取できるのは1日3回の食事に限られることが多く、効果的な吸収という点からは物足りなさがあります。今、私が着目しているのは『えごま茶』です。エゴマの葉から作られたもので、生活場面のあらゆる機会に摂取が可能です。皆さんの生活スタイルを考える時、日常的にはえごま茶を愛飲し、そして食事の時にはエゴマ油という食生活を薦めたいです。」

 えごま茶の製造は現在県内で数社しかありません。そしてその販売も限定的です。当院では、星野医師の指導を受けながら、えごま茶を患者の皆様に届けたいと思っております。ブランド名は「えごま若葉茶」で、10パック入って750円でお分けしております。1パックを1リットルの水に煮出せば、成分のほとんどを抽出できます。生活の折々の時間に愛飲されたら、時間と共に成果が現われてきます。

 今始めれば、数年後にはその成果を実感できます。「まあいいや」で過ごせば、失われた時間を後悔することになります。

 次回は、星野医師が薦める食べていい物、食べてはいけない物についてです。

「薬をやめると病気は治る」6(2016/11/29)

 前回は、「交感神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒血管の収縮」で引き起こされる病気を紹介しました。
 今回は、「交感神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒活性酸素の増加・顆粒球の増加」で引き起こされる病気です。

 白血球が、ウイルスや細菌・異種たんぱく、ガン細胞などの攻撃から体を守っていることは、ご存じのことと思います。
 白血球のほとんどは、顆粒球とリンパ球です。顆粒球は、真菌や細胞、古くなって死んだ細胞の死骸などを食べて処理する係です。顆粒球の特色は、増殖能力がたいへん高く、緊急時には2、3時間で通常の2倍に増えます。また、寿命が短く2、3日で死んでしまい、一日に半分の細胞が入れ替わります。顆粒球は役目を終えると、あの活性酸素を放出しながら死んでいきます。「あの」というのは、強力な酸化作用を持ち、正常な細胞を破壊してしまうからです。しかし、顆粒球の割合が正常な範囲内であれば、活性酸素を無毒化するしくみが働くので問題ありません。でも、顆粒球が増えすぎると、活性酸素も増え、無毒化しきれず体内の組織の破壊が始まります。

 以上のことから引き起こされる症状や病気は、次のとおりです。
 しみ、しわ、くすみ、動脈硬化、ガン、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、痛風、甲状腺機能障害、急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、膵炎、化膿性扁桃炎、口内炎、おでき、ニキビ

 次回は、心拍数の増加、緊張・興奮が引き起こす病気について触れます。

「薬をやめると病気は治る」5(2016/11/22)

 前回紹介した内容は、「病気の原因は、過度のストレス」であることと、過度のストレスは3つあり、「働き過ぎ」「悩み過ぎ」「薬の飲み過ぎ」であることでした。

 今回は、実際の病気にどう結びつくかをお話します。
 まず、過度のストレスによって、「交感神経の一方的な緊張」が引き起こされます。それと同時にアドレナリンが過剰に作用します。
 アドレナリンの過剰供給は、次のような捉えた方がイメージしやすいと思います。

 脳が闘いのモードに入って、ストレスの原因に負けないためのシステムが働き始めます。人類が、長年の過去の経験に基づいて築き上げた防衛反応です。ストレスの原因に立ち向うためには全身を活動的にしなければならず、そのためには絶え間ないエネルギーの供給が必要であり、心臓の鼓動を速めることになります。心臓の鼓動を速めるために血管を収縮させることになります。

 ここで大事なのは、「交換神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒血管の収縮」という流れです。血管の収縮が長期に渡れば、血液の供給量が減るので血行障害や虚血状態が引き起こされ、体の各組織に老廃物が貯まりやすくなります。また、。血管が細くなれば、当然詰まりやすくなり、血流速度も速くなるので血管を傷つけやすくなります。

 以上の結果から引き起こされる症状や病気は、次のとおりです。
 肩こり、手足のしびれ、頭痛、腰痛、ひざ痛、各部の神経痛、顔面まひ、関節リウマチ、五十肩、痔、静脈瘤、歯周病、脱毛、めまい、耳鳴り、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、しもやけ、冷え症、アトピー性皮膚炎、線維筋痛症、月経困難症、子宮筋腫、子宮内膜症

 アドレナリンの過剰作用によって、あと2つ引き起こされることがあります。「活性酸素の増加・顆粒球の増加」と「心拍数の増加・緊張・興奮」です。次回は、このことについて述べます。

素人判断は危険!(2016/10/19)

 ある人が、週刊現代等の記事を読み、長年服用し数値がコントロールできていた尿酸値を改善する薬を、自分の判断で止めたそうです。痛風の発作も起こらず、記事を信じてよかったと思っていたところ、薬を止めてから1ヶ月後に受けた健康診断の数値を見てびっくり。今までの数値が5台だったのが、8台の半ばの数値に。服用する前でもなかった高い数値になっていたそうです。

 私たちは、今の医療の在り方に大きな疑問を持っています。薬に頼りすぎた医療を変えないといけないという使命感で、患者の皆様に向き合ってきました。週刊誌のキャンペーンにも同意します。

 しかし、そのようなキャンペーンの中で、一番恐れるのは前述のような患者の皆さんの判断による服用の中止です。服用を止めるとリバウンドが恐ろしいのです。高血圧の薬を自分の判断で止めた人の話です。服用を止めてしばらくしてから、ふらつきや倦怠が現われ、人と話すのも辛くなり、仕事に行っても早退するようになり、その人は自分がうつ病に罹ったと思い心療内科や他の病院にもかかったものの原因が分からず、仕事を辞めようとも思われたそうです。最終的には、薬のリバウンドだったのです。

 かかりつけのお医者さんに治療や薬について相談できない場合は、本院をセカンドオピニオン、サードオピニオンとしてご利用ください。

健康寿命を伸ばす理論と実践(2016/10/14)

 文芸春秋11月号の大型企画は、「健康寿命を伸ばす」でした。

 その記事の中に、「長寿を決める6つのカギ」というタイトルの記事があります。この中で、「疲労回復に鶏ムネ肉がいいこと」「高齢者の男性ホルモンを増やすためには、ニンニクを食し、運動がいいこと」が紹介してあります。

 総院長は、玄米菜食を中心とした食生活を実践しながらも、疲れたと感じた時には、鶏ムネ肉を食し、毎日ニンニク黒酢を飲み、筋肉トレーニングを欠かさずに行っています。さらに、朝起きてからすぐに水風呂に入り、大量の塩水を飲んで胃を洗いそしてそれを吐き出すヨガの荒行を365日30年間行っております。また、今回の特集の中で「趣味、学問、仕事で若返る」という記事がありましたが、幅広い見地を身に付けるために、資格取得のために日々数時間の学習も行っております。

 薬に頼らない医学・治療を推進する者として、まず自分が実践者であることを日々の生活で証明しております。

 今年5月から、週刊現代を始め週刊ポストも加わって、「医者と病院にダマされるな!」というキャンペーンを約半年にわたって張っています。本院は、漢方薬と代替治療、そして、食養生、呼吸法等を組み合わせながら減薬を行い、最後には自己免疫力によって病気に打ち勝てるように支援します。現在治療中で、週刊現代や週刊ポスト、文芸春秋を読み共感し、今の治療に疑問をお持ちの方は、当院をお尋ねください。

「薬を止めれば病気は治る」4(2016/10/05)

 「『薬をやめる』と病気は治る」というタイトルの本は、平成16年に出版されております。今の流れを12年前から予見し、医学学会や患者の皆さんに警鐘を鳴らし続けてこられた著者の安保徹先生は、当院の最高顧問医師です。先生は、東北大学医学部をご卒業後、米国アラバマ大学に留学され、免疫力を研究テーマにしてこられました。新潟大学名誉教授です。

 先生の著書を、これから数回にわたって紹介してまいります。

 著書のはじめに、次のような病室でのやりとりが紹介してあります。

 ある鍼灸院の前を通ったときのことです。「肩こりは病気のはじまり」という看板を目にし、私は以前見かけた外来での光景をふと思い出しました。それは、肩こりをしきりに訴える患者さんと医師との会話でした。よほど肩がつらいのか顔をしかめている患者さんに医師は、「大丈夫、肩こりなんて病気のうちに入りませんよ。湿布と痛み止めですぐに楽になりますからね。」と声をかけていました。どこの病院でも毎日くり返される風景です。
 ・・・しかし、現在の私なら、患者さんに次のようにいうでしょう。「肩こりは病気の始まりですよ。湿布や痛み止めを使っているようなら、すぐにやめましょう。」と。・・・消炎鎮痛剤(痛み止め)や睡眠薬、抗不安薬、制酸剤、など、医療現場でよく使われる薬であっても、2年、3年と長期に使い続けていると病気はますます治りにくくなり、やがて新たな病気を発症させる恐れがあるからです。

 このように断言されていることに今でも感動を覚えます。今の流行言葉で言えば「患者さん、ファースト」です。当院では、安保先生ご指導のもと、薬を効果的に、そして短期的に使い、そして徐々に代替え医療に導き、最後にはご自身の免疫力を活かす段階まで、患者さんの伴走者として治療にあたってまいりたいと考えております。

 さて、先生のお考えよると、病気を招く仕組みの始まりは、「過度のストレス」です。過度のストレスには、3つあり、「働き過ぎ」によるストレス、「悩み過ぎ」によるストレス、「薬の飲み過ぎ」によるストレスです。

 次回は、それぞれについて触れてまいります。

「薬を止めれば病気は治る」3(2016/09/06)

 週刊誌による「薬や手術」に対する不信感を取り上げた記事が、4ヶ月以上続いています。中には、品切れの号もあったようです。それは、医師や薬や手術に対する不安感・不信感を持った方が、いかに多いかを示したことになります。

 ある記事の中には、「ドクハラ医者」という言葉がありました。今処方してもらっている薬への不安を訴えたら、「言う通りに飲んでいればいい」と一喝したり、副作用を訴えたら、「そんなことがあるはずがない」と怒鳴ったりした、という例が載っています。

 そんな医師は少ないと思いたいですが、「ドクハラ医者」の原因は、次の2つが考えられます。

  • 医学部に合格して世間から羨望の目で見られ、医師になった途端に「先生、先生」と持てはやされ、人生哲学を持たずに生きてきた医者
  • 西洋医学による治療方法しか知らず、もちろん代替医療も知らない医者

 この2つの原因が重なり合って「ドクハラ」になっていることも多いかもしれません。

 ここで重要なことは、代替医療に精通することで、治療効果が出るには時間がかかるかもしれないが、患者の願いに寄り添いながらできるだけ西洋医学の薬に頼らない治療方針の道しるべを示すことができる医者かどうか、ということです。

 皆さんは、今の治療に満足していますか?

診察室の風景(2016/09/01)

 当院の患者の皆様には当たり前のことと思いますが、診察室にパソコンがありません。カルテは当然手書きです。

 市内のかなりの診察室では、「効率化」「ネットワーク化」による診察の進化の名のもとに、医療の電子化が進んでいます。その方向は間違いではないと思います。しかし、患者の方に向き合うことなく、パソコンの画面を見る時間が増えているのではないでしょうか。

 ある大きな病院で、医師だけでなく、看護師さんもパソコンを携えて病室を周り入力に一生懸命という姿を見たことがあります。

 当院では、患者の皆様にまず向き合うこと、患者の皆様の話を聞くことから治療が始まり、その段階がとても重要だと考えています。

 また、時々、「なぜ、診察券がないのか」「なぜ、薬の袋を持って来ないといけないのか」と聞かれる方がいらっしゃいます。その理由は、「薬の袋が、診察券の役割を果たしているので診察券は必要なく、また毎回無駄に薬の袋を出す必要がなくなる」からです。

 無駄をなくす努力が、次への改善につながります。行動が変われば、気持ちが変わる。気持ちが変われば、考え方が変わる。考え方が変われば、生き方が変わる。生き方が変われば、日々の生活が変わる。日々の生活が変われば、健康の在り方が変わります。

「自分で奇跡を起こす方法」2(2016/08/22)

 奥さんが運転する車がスリップ事故で大破。助手席にいた著者の井上先生は無事だったものの、運転席には対向車が食い込み、奥さんは重症。手術で一命を取り留めたものの、医師からは「死ぬ」と「植物人間」以外は何も言われない状況。

 ところが、脳波が3ヶ月もなかったのに、突然脳波が動き出したのです。意識が戻ったのです。しかし、すぐに声が出せるわけではなく、その後の夫婦二人三脚での健康を取り戻す闘いが始まります。

 ここで、注目したいのは、次の記述です。井上先生と奥さんとの会話です。
先生「意識不明のときのこと覚えてる?」
妻「まわりでみんなが話していたことがわかった」「わかっているんだけど、身動きが取れない自分があって、どうしよう、どうしようと思った」

 西洋医学では、「脳波がない=意識がない」となりますが、実は「脳波がなくても、意識はあった」のです。つまり、人の体については、今の科学というモノサシで測ることができないことがたくさんあるということです。

 当クリニックでは、人間が本来持っている自然治癒力をどう高めるかに視点を置いて診療を進めています。西洋医学の診断を踏まえながらも、医食同源、気功、呼吸法、漢方など西洋医学ではない視点で患者の皆様の治療にあたり、病気の恢復は、自然治癒力だと思っています。

 余談ですが、漢方医学、鍼灸の治療は、今の科学とはほど遠い数千年前に確立し、今の科学でその有効性が証明されています。まさに、奇跡の医学療法と言えるのではないでしょうか。

 一人ひとりが、自分が持っている内面的な力を信じ、どんな状況にあってあきらめずに、常に前向きな言葉を発し続けることが、奇跡を起こす道筋だと思います。患者の皆様に奇跡が起きるように、少しでもお手伝いができればと思っています。

「自分で奇跡を起こす方法」1(2016/08/16)

 これは、歯学博士であり、経営学博士、コーチ、セラピスト、経営学コンサルタントでもある井上裕之先生の著書のタイトルです。

 井上先生は、島根大学医学部臨床教授でもあり、島根県人にとって身近な方でもあります。

 この本に書かれている「人生を変えた瞬間」について触れていきます。

 1月の北海道、井上先生が助手席に座り奥さんが運転する車に、対向車線を走っていた大型オフロードタイプの車が、雪のせいで減速せずに正面からぶつかってきました。

 奥さんが座る運転席に突っ込んでおり、奥さんの瞳孔は開き、大量の出血があります。8時間に及ぶ手術は成功したものの、執刀医からの言葉は、「全力を尽くしました。でも、奥さんの意識がいつ戻るか分かりません。良くて植物人間になると思っておいてください。」

 意識が戻らないまま2ヶ月半が経った時に、とろんと奥さんの片目だけが開きます。でも脳波はありません。医師は、「脳波検査で脳波がまったくないので、あれは反射と思ってください。」と。それから3ヶ月後、奇跡が起きます。

 この続きは次回掲載しますが、待てない方は、「KADOKAWA」出版の文庫本をお買い求めください。

「薬を止めれば病気は治る」2(2016/08/02)

 減薬へのステップとして、当院では、その症状に応じて様々な方法を講じております。

 西洋医学による処方によって症状が落ち着いた段階から、少しずつ漢方薬に切り替えます。漢方薬の専門医の資格があるからこそ、出来る治療です。それは、ホリスティック医学に基づく治療でもあり、鍼灸、医療気功法、呼吸法、整体等も併用しながら病気を根幹から改善し、人が本来持っている自然治癒力を引出し、最終的には薬に頼らない心と体づくりを目指します。

 当院の最高顧問医師である、新潟大学医学部名誉教授 安保徹先生の著書「薬を止めれば病気は治る」のタイトルの実践を、当院では行ってきました。

 「薬を減らしたいのですが」「この薬を飲み続けないといけないでしょうか」と、今かかっておられる病院で先生に聞き、叱られた・説教された・飲み続けなさいと言われた方は、一度当院でご相談下さい。

 患者:「血圧が安定しているので、血圧の薬を減らしてはいけませんか。」
 医者:「血圧の薬を飲み続けているから、安定しているのです。飲み続けて下さい。」

 こんな会話は、当院では、絶対ありません。

「薬を止めれば病気は治る」1(2016/07/19)

 6月頃から、複数の週刊誌で、「有名な薬でも医者の言いなりに飲み続けるのはこんなに危険です」「医者に言われても断ったほうがいい薬と手術」「うつ病と統合失調症は薬を飲めば飲むほど悪くなります」などのタイトルで、キャンペーンを張っています。

 当院は、好ましい取り組みだと思っています。

 当院では、開業の当初から、患者の皆様の立場に立って「脱薬」を標榜して治療にあたってまいりました。

 「脱薬」とは、「一切西洋医学による処方をしない」ということではありません。症状を軽くするために西洋医学による処方もしますが、症状の経過観察を行いながら減薬を行い、最終的には自然治癒力を高め、薬に頼らない治療を行います。

 「医療の世直し」を行ってきましたが、やっと、我々の主張が認められるようになりました。

 次回は、減薬へのステップと、なぜそれが当院では可能なのかについて触れます。

大人の発達障害「ADHD」(2016/06/10)

 発達障害という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。今、小学校・中学校の子供の1割が、該当すると言われています。

 発達障害の主なものは、

  1. 広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー)
  2. 学習障害(LD)
  3. 注意欠陥多動性障害(ADHD)  です。

 ここでは、一つ一つについて、説明はしませんが、大人にも発達障害に該当する人がいることが分かってきました。

 大人の皆さんで、次の例にあたる方はおられませんか。

 今まで、日常生活でそう困ったことはなかったのに、進学・就職・結婚などの大きな変化があった時や、仕事上の責任が大きな立場になった時などに、生活や仕事で支障がたびたび起こり、「集中できない」⇒「いつも周りの人から自分だけ注意される」⇒「なんでだろう」⇒「自分はダメな人間なんだろうか」と段々自分を否定してしまう。

 それは、ひょっとすると、「大人のADHD」かもしれません。

 当院に無料の小冊子「ブラックジャックによろしく 大人のADHD編」があります。漫画で構成してありますので、とても分かりやすい内容です。来院の際に、お持ち帰りになってお読みください。ひょっとして、自分も該当するかもしれないと思われたなら、すぐに受診をお勧めします。大人のADHDは、周囲の理解によって、自分の能力を安心して発揮でき、自信を持って生活できるようになります。当院で、診察・治療と同時に家族カウンセリングを実施し支えられる環境づくりを行います。

 小冊子の中に、「坂本竜馬」「エジソン」「アインシュタイン」「ピカソ」も、大人のADHDだったと紹介されています。ADHDの方は、非凡な才能をお持ちの方が多いかもしれません。自分自身の障害への無自覚や周囲の無理解によって、せっかく持って生まれた非凡な才能を生かせずに悩む日々を過ごすことが多いかもしれません。

今、悩んでおられる方、また、家族のことでちょっと人と違うかなと悩んでいらっしゃる方は、まず、この小冊子をお読みになることをお勧めします。

体調管理は睡眠管理から ~その2~(2016/05/27)

 今回も睡眠について触れます。

 本多静六という明治時代から昭和まで活躍した方がいらっしゃいます。東大教授であり、林業など実学にも秀で、さらに全国の公園の設計にも携わり「公園の父」とも言われた方です。一方で、自分に厳しい生き方をしながら、倹約に努めて資産の運用で成功し、一代で巨額の財産を築いたことでも有名です。

 その本多先生は、睡眠5時間で、朝からフルに頭を使い、そして文章も書き、さらに夜2時間散歩をして、頭と体を疲れるまで使い、寝る時には何の心配もない境地で床につけばすぐに眠りに入られたそうです。それでも、眠れない日があった時には、まだ眠るなということだと考え、眠くなるまで本を読み文章を書き考えておれば、そのうちに眠くなるので、眠くなるまで仕事をしながら待つこととおっしゃっておられます。

 とかく眠れないとあせりがちですが、本多先生の実践には、たくさんの示唆があります。

 前回分も含めてまとめると、
1 早起きをする。 2 日中、仕事をしたり、本を読んだり、文を書いたり、考えたりして頭を使ったりして、充分に頭を使い体を動かす。座っての仕事が多い人は、2時間程度の散歩をする。 3 眠れない時には、まだ寝るなということを悟り、本を読んだりして眠くなるまで待つ。(ただし、推理小説など先をどんどん読みたくなる本は、やめた方がよいでしょう)
4 付け加え 寝よう思う2時間前までに入浴をすませましょう。体温が下がってくることで眠くなるので、寝る前に入浴をすると体温が高すぎて眠気がきません。

 ただ、どうしても眠ることができない方は、睡眠薬を上手に使うことをお勧めします。眠れない日が続くと心身の喪失をしがちです。とりあえず、眠りをコントロールしながら、上記の取り組みをお勧めします。睡眠薬は、どんどん改良されています。睡眠障害を疑われる方、日中睡魔に襲われがちな方、睡眠で悩んでおられる方、一度当院でご相談ください。

体調管理は睡眠管理から ~その1~(2016/05/20)

 ゴールデンウィークが終わり早2週間。皆さんの中には、10連休という方もいらっしゃったことと思います。そんな長期の休みを過ごして、心身共にリフレッシュできたはずなのに、なぜか、連休明けの月曜日、体が重い、やる気が出ないという人は、少なからずいらっしゃったのではないでしょうか。今頃になって、やっと体調がよくなった方もいらっしゃると思います。

 そんな方は、連休中、何時に起きたかを振り返ってみてください。ついつい、日ごろの疲れを取るつもりで、朝遅くまで寝ていたということはないでしょうか。そんな生活が続くと、日ごろから培ってきた生活リズムが狂い、気が乱れ、そして体調を崩してしまいがちです。

 これからは、週末明けからスタートダッシュをするためには、生活リズムを崩さないことです。

 週末の日曜日の夜、目が冴えて眠れないという人はいないでしょうか。明日からの仕事や学校生活を考え、つい気が立ってという理由もあると思いますが、大きな理由としては、その日の何時に起きたかがポイントになります。人間の体は、起きた時刻の16時間後に眠くなるようにできています。朝8時に起きた人は、夜の12時にならなければ、眠気がきません。

 その日の夜、何時に眠りにつきたいかを考え、その時刻の16時間前に目覚めることが大切です。睡眠は、何時に起きたかで決まります。次回も、睡眠について考えようと思います。

薄毛でお困りではありませんか(2016/04/25)

 初対面の印象の9割は、顔を中心とした表情であると言われています。2回、3回と会う中で、人柄に触れることができ、「顔じゃないよ、心だよ」という本来の価値観を築くことができます。ですから、薄毛を気にすることはありませんが、鏡を見るたびに頭の上に目線が行きがちな人も多いと思います。
 年齢・遺伝・ストレスなどで、抜け毛が加速している方もいらっしゃいます。また、当たり前だと思っていた髪の毛ケアが間違っていたために、地肌を痛め、髪の毛を生えにくくしていることも多々あります。

 当院では、第一印象を決定づけるからこそ、また、そのことを気になさる方のお気持ちが十分に分かるからこそ、ぜひお役に立ちたいと思います。髪の毛が少しでも増えれば、そのことが自信につながることも充分に理解しています。
 「髪の毛のことなんか、少しも気にしてないよ。大丈夫だよ」と励ます伴侶の方の言葉は、薄毛を気にする人の心には少しも入ってきません。

 当院の姉妹クリニック「漢方松江駅前クリニック」では、薄毛に悩む方の気持ちに寄り添いながら、髪のケアの方法から始め、漢方の治療薬を処方し、患者の皆さんと地道な改善に努めてまいります。時には西洋医学に基づく治療も併用し、まず即効性によって、自信の回復を図り、その後は薬に頼らず自然治癒力によって増毛を図ることもあります。
 一人で悩まずに、まず、「漢方松江駅前クリニック」にご来院ください。

自然治癒力を高める治療方針(2016/04/19)

 私たちひとり一人には、病を癒し、自らを高めていく自然治癒力が備わっています。その自然治癒力を高めるために一番大切なのは、安らかな心の整え方と食養生です。

 実際の治療にあたっては、患者の皆様の目線に立ち、カウンセリングと食養生の指導を中心にして、東洋医学(漢方・鍼灸など)、代替医療(呼吸法・気功法・アロマテラピーなど)と共に、従来の西洋医学を併用します。この治療方針こそが、全人医療の特徴です。

 単なる治療のみならず、ストレスマネージメントや体質改善を通して「疾病予防」「健康増進」と幅広く対応していける、医食同源・心身一如・自然治癒力活性全人医療により、ストレス・生活習慣病・難病などを克服し、素晴らしい人生を、一緒に築いていきましょう。

心を癒し体を癒す 心・食・医三位一体自然治癒力活性全人医療(2016/04/11)

 現在の医療について、患者の皆様の声として次のようなお言葉を伺うことがあります。
「医者は薬や検査だけで話を聞いてくれなかった」
「診察室の画面を見ながら質問をするだけで、ほとんど顔を見ながらの診察はなかった」
「大きな病院では、診療科を次々にたらい回しにされ、結局診断してもらえなかった」
 心療内科、精神科でさえも、「同じ薬を出すだけで、話を聞いてもらえなかった」など。

 医療は、患者の皆様と、皆保険制度を支えている国民の皆様のためにあるべきものです。病気の治療はもちろんのこと、健康増進を目的として、医者と患者の皆さんとの深い信頼関係のもと、共に手を携え、人生に突然振りかかってきた病を乗り越え、さらなる人生における自己実現を目指しての共同作業こそが、医療という行為であるはずです。
 国の医療政策は、ホームドクターを推奨し始めました。やっと、我々の考えに少しずつ追いついてきました。

 当院では、真の医療の実現のために、お一人お一人の患者の皆様に合わせて、医食同源・心身一如・自然治癒力活性全人医療を実践しております。

全人(ホリスティック)医療の五原則(2016/04/04)

 その五原則は、次のとおりです。

  1. 人間を、体・心・霊性などによって有機的総合体ととらえ、全体性に基づいた健康観に立脚すること
  2. 自然治癒力を癒しの原点におくこと
  3. 患者は自らの生活を改め自力更生を旨とし、治療者は原則的に援助者であること
  4. 様々な治療法を総合的に組み合わせること
  5. 病の気づきにより自己実現をめざすこと

 この五原則は、当然、当院の原則でもあります。当院は、患者の皆様を主体にして、気持ちに寄り添いながら治療を行っております。

続・100文字で伝える「ありがとう」のショートレター(2016/03/22)

 たくさんの皆さんに目を通していただきありがとうございます。ご両親に、お子さんに、祖父母に、助けてくださった方に、毎日、心の中で、ありがとうが言えるきっかけができたのではないでしょうか。また、ご自身の誕生日に、ご両親にありがとうが言えるといいですね。少し涙ぐみそうで、恥ずかしいですが。

 さて、巻末の対談を読まれたでしょうか。
 島根大学教授肥後功一氏と、自死遺族会自助グループ「しまね分かち合いの会・虹」代表桑原正好氏の対談が載っています。「今を生きる大切なあなたへ」という題です。
 自死された方が、なぜその前に悩みを話すことができないのかを、肥後先生が語っていらっしゃいます。その理由は2つ。

 一つ目は、「たいしたことじゃない」とか「これくらいのことで」と思われることを恐れるから。文中に次のような言葉があります。「人にとっての事の重さとか苦しみとか悲しさは違っていて、比較することはできませんよ。・・・「これぐらいのことは自分で我慢しなきゃ」と思い、言えないケースが非常に多いと思います。」

 二つ目は、「親にだけは言えない」「心配をかけたくない」という気持ちです。文中には次のような言葉が続きます。「・・・身近な人に一番言えないという矛盾が起こりやすいのです。信じてないからではなく、「自分が苦しんでいるものを、その人にまで負わせたくない」という気持ちに囚われる。」と。

 また、「自分だけのものではない みんなのあなた」という項目があります。
 「自分の身体を自分でどうしようが私の勝手じゃないか」という子供がいたとします。皆さんはどう答えますか。ヒントが載っていますので、お読みください。

 最後に、「傘を差しだすのではなく、一緒に濡れる」いい言葉ですね。この言葉についても書かれております。
 この対談、きっとこれからの生き方に役立ちます。一押しです。

100文字で伝える「ありがとう」のショートレター(2016/03/14)

 本院に2冊おいています表題の本、時々来院された方が手に取っていらっしゃいますので、ご存知の方も多いかと思います。
 「お父さん」、「お母さん」「こどもたちへ」等々、それぞれに宛てた手紙が載っています。
 例えば、

お母さんへ
「誕生日は生んでくれた母親に感謝する日。」
この言葉を知った時、胸が熱くなったよ。
すごい難産だったと聞いた。
照れ臭くて面と向かっては言えないけれど、いつも思っている。
「生んでくれてありがとう」

あなたがいるだけで
「頑張ることは我慢することじゃない」
あなたの言葉に何度も助けられました。
わたしの光になってくれてありがとう。
今度はわたしがあなたの光になります。

 たくさんのショートレター、ついつい引き込まれます。そして、いつかの日の自分と重なり、目頭が熱くなり、ほほに伝わるものがあります。短時間で目を通せます。
 ぜひ、ご覧ください。きっと、心の中が、ジーンとし、ほっとします。

ホリスティック医学とは?(2016/03/07)

 当病院の名前を完全に言える方は、いらっしゃるでしょうか。たぶん、その数は少ないと思います。
 正式名称は、「心療内科漢方内科全人統合医療日本ホリスティッククリニックインターナショナルディビジョン」です。
 今回は、クリニック名としております「全人医療・ホリスティック」について触れていきます。

 ホリスティックの語源は、ギリシャ語のホロス(holos)に由来し、「全人的な」とか「全体論的な」という意味です。
 ホリスティック医学は、西洋医学とは対極的な考え方に特徴があります。西洋医学は、人間全体を見ずに、臓器、組織、細胞など人体の構成要素に重点を置いています。その現れが、細分化された診療科名に出ています。
 一方、ホリスティック医学は、人間を身体・精神・霊性の3つの面から捉えて、包括的・全体的な健康観に基づいた医療を実践します。1960年代にアメリカで生まれた概念です。
 さらに、人間に本来備わっている「自然治癒力」を活性化させることを治療の大前提として、病気を癒す上で主体になるのは患者さん自身であり、医療者はあくまでもその手助け役という認識のもとに治療を進めます。

 当病院は、西洋医学の確かな知識と技術を持った医師が、病気への正しい治療方針のもとに、投薬だけに頼るのではなく、自然治癒力を引き出す治療を中心に治療を行います。患者の皆様本位の医療を目指しています。

本の紹介 ~「抜萃のつづり」その2~(2016/02/29)

 今回も「抜萃のつづりその75」から紹介します。どの話も紹介したいものばかりですが、111ページの「優しさと強さを取り戻す方法」を取り上げます。
 書かれた方は、在宅ホスピスケアを20年近く続けておられるお医者さんです。患者さんとの関わりと、その中で考えられたことを書いていらっしゃいますが、その中で2つの提案をしておられます。

 一つは、「幸せと思えたことを思い出す」です。「幸せと思えたことを思い出すことで、心の中で優しさと強さを回復できる。」と書いておられます。皆さんは、どんな場面を思い出しますか。私の場合は、小学生の時に病気で学校を休んだ時に、母親が漫画の月刊誌を買ってきてくれるのが常でした。「病気だけど、私だけ特別扱いをされた気になった」そんな場面を思い出します。

 2つ目は、困難なことへの心の準備法が5つ紹介してあります。そのタイトルだけ紹介します。
完全主義をやめる
「大変」という言葉を使わない
自分の人生といのちは、自分が主人公であると自覚する
心のベクトルを切り替える力を磨く
いのちを動かす大いなる存在に時々思いをはせる

 詳しくは、115・116ページをご覧ください。きっと参考になると思います。

本の紹介 ~「抜萃のつづり」その1~(2016/02/22)

 今回は、医療とは違う内容で書いてみようと思います。
 「抜萃のつづり」という本について紹介します。その75号が、今年の1月末に刊行されました。
 「はしがき」によれば、昭和6年に、社会への感謝・報恩の気持ちを表すために創刊され、心にしみる感動、喜びをより多くの皆さんに共感してもらいたいとの願いで、45万部を無料で配布しておられます。

 その中の一つの文を紹介します。「パパが笑ってくれるから」から抜粋です。
 作者は、安武信吾さん。今全国の小中学校で実践されている「弁当の日」の取り組みの中でも、紹介されています。
 奥さんの千恵さんは、25歳の時に乳がんと診断され、5歳の娘「はな」さんを残して33歳で他界されました。千恵さんは、自分の余命を予知し、5歳になったばかりの「はな」さんに朝の味噌汁づくりを任せます。
 千恵さんを失い自暴自棄になり1ケ月たった時、信吾さんは「はな」さんが作った奥さんと同じ味の味噌汁を味わいます。そして、朝晩の食事を、5歳の「はな」さんが作り続けます。・・・詳しくは、当院に置いておりますので、お読みください。
 このご家族のお話は、「はなちゃんのみそ汁」という本として出版されました。

 もう一つの文「ぼくたちにあたえられた障害のある子と歩む道」も、ぜひお読みいただきたいと思います。
 2つの文とも、読み進めていくうちに涙が溢れてきます。
 感動の涙は、心を浄化してくれます。心が浄化されれば、体に気力が満ちてきます。当院での治療と並行しながら、感動的な文で出会ってほしいと思います。

 次回も、この「抜萃のつづり」から紹介したいと思います。
 本院にも置いておりますので、手に取ってみてください。

冷えは万病のもと《冷えとり即効プログラム》その5(2016/02/15)

 さて、今回が最後のプログラムとなります。

 4つのプログラムを実践したけど、なかなか改善が見られない人、または、忙しくて実践が難しいがなんとか冷えだけは取りたい、という人のためのプログラムです。もちろん、これまでの4つの実践に加えて、さらに5つ目にも取り組めば、根本的な改善につながります。


 前置きが長くなりましたが、5つ目のプログラムは、「漢方で体を温めて体質を変える!!」です。

 以下の4つの漢方薬がお勧めです。

  • 補中益気湯・・・疲れている時や体調不良の時に適しています。胃腸の働きをよくして体力を回復させ、元気をとりもどすのを助けます。

  • 六君子湯・人参湯・・・胃腸の状態がとくに優れない時に適しています。胃腸の働きをよくして、水分の停滞を改善します。

  • 真武湯・・・体が冷えて下痢などの症状がある時に適しています。体を温め、体の機能を高める働きをします。


 なお、漢方をお使いになる時に、「陰」「陽」「虚」「実」などその人の体質などに適したものを選ばなければなりません。素人療法は厳禁です。本院には、中国地方でも数少ない日本東洋医学会漢方専門医のドクターがおります。お気軽にご相談ください。もちろん、保険診療で対応できます。


  以上5回にわたって掲載しましたのは、万病のもととなる「冷え」を取るプログラムでした。「ストレスを溜めない」「食生活の乱れを正す」「適度な運動を心がける」「湯船にしっかり浸かる」、そして最後の「漢方で体を温めて体質を変える」でした。

 ぜひ、実践してみてください。

冷えは万病のもと《冷えとり即効プログラム》その4(2016/02/03)

 今日は節分です。古来から邪気を払う儀式として受け継がれてきました。
 私たちも、風邪の邪気を払うため、プログラムを実践していきましょう。


 今回は、プログラムその4『湯船にしっかり浸かる!!』です。

 みぞおちから下だけをお湯につける【腰湯】、バケツなどに湯をはって足を温める【足湯】などもお薦めします。

 特に腰湯は、体全体を温めるのに効果的です。体が冷えないよう、上半身の水分を取り、バスタオルをかけておくといいでしょう。


 ところで、今回で4回目のプログラムを紹介しましたが、プログラムのキーワードを覚えていますか?それは「冷えは万病のもと」です。

 次回は最後のプログラムです。お楽しみに!

冷えは万病のもと《冷えとり即効プログラム》その3(2016/01/25)

 今回はプログラムその3『適度な運動を心がける!!』です。

 体を動かすと、全身の血のめぐりが活発になります。運動すれば必然的に足をよく動かすことになり、足の血行がよくなり、足から全身へと体が温まります。


 皆さん、実践していますか?

 「丹田腹式呼吸法」「食生活を正す」と共に、「適度な運動」と、この3つを実践しましょう。

冷えは万病のもと《冷えとり即効プログラム》その2(2016/01/15)

 今回はプログラムその2『食生活の乱れを正す。』です。


①食べ過ぎに注意しましょう。

 食べ過ぎると胃腸に血液が集中し、産熱量が低下し体温が下がります。

②塩分の控え過ぎに注意しましょう。

 塩分は適量を摂り、汗や尿などでしっかり出していれば、害になることはないです。

③水分の取り過ぎに注意しましょう。

 水はものを冷やす性質があるため、水分を取り過ぎると体を冷やす原因になります。

④一番良いのはマクロビオティック(正食療法)

*詳しくは当院でご教授いたします。

冷えは万病のもと《冷えとり即効プログラム》その1(2016/01/09)

 1月に入り、急に寒くなって体調を崩してしまったり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
 そこで、風邪やインフルエンザを撃退するための5つのプログラムを、5回に渡って紹介していきます。
 キーワードは「冷えは万病のもと」です。冷えを取るためのプログラムです。


プログラムその1『ストレスを溜めない!』

 ストレスが長く続くと血管が収縮した状態も長くなり、血液によって酸素や栄養素が身体の細胞へ十分に運ばれず、熱生産量が低下します。ストレスを溜めないためには、新陳代謝を高め、自律神経を調節する丹田腹式呼吸もお薦めします。


 次回のプログラムは『食生活の乱れを正す。』です。

ブログを開設しました!(2015/11/17)

皆様にご覧いただけましたら幸いです。